特殊清掃とは
特殊清掃とは、孤独死、事故死、病死、自殺や殺人事件の現場となってしまった部屋など、現場で遺体の痕跡を取り除き原状回復する清掃作業のことです。文字通り「特殊な清掃方法を要する作業」のことをいいます。一般の方が作業するには精神的にもつらいものがありますし、専門技術も要します。目を覆いたくなるような凄惨な現場であっても、当然ながら『原状復帰』しなければなりません。しかも特殊清掃の場合は、特に迅速で適切な対応が求められます…
その理由は『臭い』です。事故現場では遺体発見が遅れがちで、腐敗や外傷により遺体から血液や体液が漏出する事態になります。死亡から時間が経つほど異臭はひどくなり汚れも広がりますが、特に異臭には耐えがたいものがあります。そこで異臭や汚れをなくすため、現場に残された血痕や体液は通常の清掃ではなかなか落とせないものです。それらの除去を行うのが特殊清掃です。弊社では、特殊清掃業務を専門スタッフが迅速・丁寧に対応致します。
孤独死(孤立死)とは?
孤独死は、主に1人で暮らしている方が老衰、病死、事故などが原因で亡くなられることで、公的には孤立死と呼ばれております。孤独死現場では発見が遅れることが多く、体液や血液が流れ出たり腐敗が進み異臭がしてくることで気づかれる場合が多いです。特殊清掃のご依頼の多くも孤独死によるもです。ご遺体が運ばれた後の清掃を特殊清掃専門スタッフが行っております。
孤独死現場の清掃
現在の日本の国民4人に1人が65歳以上の高齢者で、そのうち男性では10人に1人、女性では5人に1人が65歳以上の高齢者独居生活者といわれ社会問題となっております。家族・親族との関係の希薄化や、地域コミュミティーとの接触を断ってしまうことにより、孤独死が増加しております。孤独死をして発見まで時間が経ってしまうと遺体は腐敗し強烈な臭いを発します。近所の方が臭いで異常に気づいたり、ハエなどの害虫が発生し窓に大量のハエがいることで孤独死が発見されるケースが多いです。発見されるとまずは警察が検死のため遺体を搬出しますが、それ以降のことは何もしません。親族が亡くなり精神的にもダメージの大きい状態で、遺体があった場所の片付けは精神的、技術的にもご遺族では作業することは困難です。
そのような状況で、ご遺族に代わり作業をするのが特殊清掃人である我々の仕事です。故人も亡くなってまでご遺族や近隣住民などに迷惑を掛けて死にたかったとは思いません。しかし、誰かがその「最後の片付けのお手伝い」をしなければなりません。私たちは故人の想いを大事に、ご遺族に代わり「最後の片付け」をしております。
体液・血液の掃除と死臭消臭
死後、数週間や数ヶ月が経ったご遺体が腐敗すると、体液や血液が流れ出て異臭がするようになります。夏場などは数日で腐敗してしまいます。
この異臭は、表面的な消臭を行っても除去できません。一時的には消臭されても、床・畳・壁紙などに染み込んだ場合、その部分を取り除かないと再度異臭がしてきてしまいます。
アパートなら賃貸物件として利用したい大家様、家屋なら売却したい個人方など、異臭が残ってしまうと物件のご利用ができなくなってしまいます。
弊社では清掃後のリフォームから売却まで手掛けております。最後までお客様に寄り添ってお付き合いさせていただきますので、安心してご相談ください。